起業したいSEへ

どうせなら賢く利用しよう

自分のスタンスを伝える

SEが起業した場合、本業の仕事だけでなく営業活動や経理業務などさまざまな業務を一人でこなさなければなりません。その上、仕事は自分で確保したものが収入となり、営業が苦手な人であればシビアな現実が突きつけられることでしょう。そこで有効なのが、フリーランス向けエージェントの利用です。最近は、エージェントを利用して仕事を獲得するフリーランスも増えてきました。ただ、全ての人がまんべんなくサービスを活用できているかと言えば、そうではありません。フリーランス向けエージェントのサービスを効果的に使うには、まずは担当者へ自分のスタンスや意向をしっかり伝えることが大切です。たとえば、どのような領域でどのような内容の仕事をしたいのかや、短期や長期など携わりたい案件のパターン、具体的に稼働できるタイミングなど、自分自身の理想の働き方を伝え、それにマッチする案件を複数件、提案してもらいます。その中から、当初の希望条件やこれだけは絶対に譲れないという条件をクリアしたものを選択することで、自分のスタンスや意向を汲んだ理想の案件と出会えるというわけです。

包み隠さず全て話す

エージェントを活用する際に避けたいのが、自分の意見を素直に伝えずに隠してしまうこと。たとえば、担当者が提案した案件に対して不満がある場合、率直に意見を伝えずにいると担当者との間に認識のズレが生じ、本当に働きたい仕事にありつけません。それどころか、提案した条件や内容の案件に納得していると判断され、次回以降も同じような満足できない案件を提案されることが考えられます。そうした事態は、SEにとってもエージェント側にとっても時間のロスとなってしまうでしょう。そのため、提案された案件に不満がある場合は、速やかに率直な意見を伝えることが大切です。それも、具体的にどの部分で引っかかっているのかを明確に伝えることで、スムーズな案件獲得に繋がります。なお、希望する報酬額については担当者へ伝えることを躊躇する人もいますが、より理想に近い案件を得るためにも包み隠さずに話しましょう。

単価交渉なども依頼する

エージェントを利用する魅力の1つに、本人に代わってクライアントへ契約内容を交渉してくれることが挙げられます。それは、単価交渉も含まれ、フリーランスとして活動はしているものの単価交渉が苦手という人にとっては、ぜひとも活用したいサービスなのではないでしょうか。実際に、単価交渉において自分のスキルに見合った単価の設定や交渉するタイミングなどは難しいものがあります。そして、業界における自身の市場価値がいまいち分からなければ、高く見積もりすぎたり、反対に低く見積もりすぎてしまったり、見当違いの単価を設定してしまう可能性も。その点、エージェントを利用するとそれらの不安は払拭できます。担当者へ過去の実績や習得スキルなどを具体的に伝えることで、プロの目線で正確な自分に見合う単価を設定してくれます。ベテランのフリーランスでもなかなか難しい単価設定や単価交渉などは、ぜひエージェントのサービスを賢く活用しましょう。

こっちも読んでみよう!

SEは起業しやすい職種だと思う

世の中に数ある職種の中でも、SEは開業にコストがかからない職種です。店舗や事務所が必要な職種なら開業するまでにかなりの労力が必要ですが、パソコンとインターネットと作業をする場所さえ確保できればいつでもどこでも働くことができるSEは、起業してやっていけるだけのスキルがあれば、いつでも好きなときに開業できます。SEの場合、いきなり法人を立ち上げる必要はなく、自社サービスの運営や受託開発の仕事をフリーランスとして請け負うことができます。

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こんな人が起業に向いていると思う

仕事の全責任を一手に担うことになる起業家は、どのようなトラブルに見舞われたとしても、自分の責任において考えながら対処していくしかありません。そこで重要になってくるのがメンタル面の強さやポジティブな思考力、柔軟な対応力です。SEとしてのスキルがあるから起業に向いているとは限らないので、起業に向けて具体的な行動を起こす前に、自信を持って起業に臨んでいける状態なのかどうかをよく考えておくことが大切です。

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一番大事なお金関係

起業の準備において最も重要なのは、お金に関する準備です。特に起業後では間に合わない類の準備は、何をおいても先にやっておくべきです。新しい物件に引っ越すにしても住宅を購入するにしても、会社員と事業主では結果が異なります。もし起業のタイミングで住み替えたいなら、物件探しも含めてできるだけ早めに準備を始めることをおすすめします。クレジットカードも審査があるので、会社員の立場があるうちに作っておいたほうがいいでしょう。

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Special

仕事の獲得法はこんな感じが多い

会社員時代の人脈を大切にしておくと、起業してからもいいお付き合いをしてもらえるでしょう。紹介者が多ければ、新規顧客を開拓しなくても当面仕事に困らないかもしれません。人脈だけに頼らず、SEを求めている企業を自分で探して連絡してみる努力も必要です。営業に自信がないならば、代わりに営業してくれるエージェントを活用しましょう。エージェントは営業以外にもいろいろなサービスを提供しているので、起業前の情報収集にも役立ちます。

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エージェントは使うべきだと思う

仕事を獲得する方法をあれこれと考える前にぜひ検討したいのが、フリーランス専門エージェントの利用についてです。エージェントにサポートを依頼すれば、人脈がない人や営業に自信がない人でもフリーランスとして活躍できるようになります。SEの仕事だけに集中することができるようになると、収入の大幅アップやスキルアップにもつながります。ここでは、フリーランスSEに人気のエージェントを3社を厳選してご紹介しています。

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手続き関連はこのページ

SEが起業するのに許可は特に必要ありませんが、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出すると、青色申告ができるようになります。青色申告は白色申告よりも節税効果が高いので、少々帳簿が面倒でもチャレンジしてみる価値があります。国民健康保険や国民年金については、各市町村窓口で手続きができます。小規模企業共済制度は、退職金がない個人事業主にとって助かる制度ですが、加入前によく条件を確認してからにしましょう。

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