SEの起業に「向いている人」

メンタルが強い人は向いている

どんなことをするにも向き不向きってあるものですよね。SEの起業を考えている人は、この点についても目をそらさずに考える必要があります。会社組織が窮屈に思える人は起業すれば自由で気楽になると思うかもしれませんが、むしろプレッシャーは倍増かそれ以上かもしれません。会社で何らかの問題が発生したとしても会社が社員の後ろ盾になりますし、対処法を相談できる人もいますよね。起業している人の場合、どんなに大変な事態に襲われようと仕事に関するすべての責任が自分の肩にのしかかることになるわけです。これを乗り切りながら事業を前へと進めていくには強靭なメンタルが必要。ネガティブになって落ち込んでいるようなヒマはありません。

得意なことがあると言える人

起業して生き残っていくためにはメンタルの強さはもちろんですが自信を持つことも大切。「自分にはコレがある！」と自信を持って言える何かを持っているでしょうか。これに関してはSEの仕事に直接関係がないことでもいいと思います。起業すると上司や同僚はいなくなる一方でクライアントとの関係は深くなります。クライアント目線に立ってみると、自信のありそうな人となさそうな人がいれば、自信のありそうな人に仕事を任せたいと思いますよね。自信を露骨にアピールするのもそれはそれで悪印象につながりかねませんが、好きなことや得意なことの話なら自然な雰囲気で自信をアピールできるというもの。雑談用の話題として、趣味や特技の話をストックしておくようにすると、上手に相手との距離を縮めることができるかもしれません。普段は少々内気な人でも、得意意識のあるものの話をするときは自然と自信が伝わってくるものなので、自分が密かに得意だと思っていることがあればどんどん言葉に出していきましょう。

柔軟性がある人は強い

こうと決めたら一直線！という気質はある面ではとても良いことです。ただ、臨機応変さが求められる起業家にとってはそれがちょっとしたリスクになることも。急いで解決しなければならないトラブルが発生した際にひとつのやり方にこだわり続けるなら、解決できたはずの問題をさらに大きくしてしまうかもしれませんよね。自分がどうしたいかではなくクライアントが何を望むのか、それに対して今自分はどう行動すべきなのかを考えて柔軟にシフトチェンジできる人は起業向きと言えますが、自分の考えだけに凝り固まって動けなくなる人はあまり向いていないかもしれません。性格を急に変えるのはなかなか難しいこととはいえ、他の人の意見を聞いて柔軟に対応することを普段から意識しておくだけでも、とっさの対応力が変わってくるはずですよ。